フェレットは暑さに弱い動物と言うのはよく知られていますが、だからといって「寒さに強い」訳ではありません。
実は日本の冬の寒さには対応しきれていないフェレットが多いのが現状です。
フェレットはどれくらい寒さに弱いのか、防寒対策はどのようなものがあるのか知っておく必要があります。
しっかり防寒対策をして快適な冬を過ごさせてあげましょう。
フェレットと暖房器具
地域によっては、暖房器具を常時つけて冬を過ごすところもありますが、フェレットには向かない暖房器具もありますので注意が必要です。
特にオイルヒーターや石油ストーブをつけたまま、長時間放置は危険です。
万が一の不完全燃焼などのガスが充満すると命の危険になります。
これはフェレットだけでなく、犬や猫、小鳥といったほかのペットにもいえます。
きちんと換気扇をつけて換気し、最低でも30分に1回は室内とフェレットの様子を見るようにしましょう。
湯たんぽやエアコンの暖房、もしくはハンモックを防寒性の高いものにするなどして、調整するようにしましょう。
身の回りのものから暖かくする
ケージの環境を冬仕様にして電気代を抑えるのも一つの方法です。
・いらなくなった衣類などをケージにいれてあげる。
・冬仕様のハンモックに取り替える。
・ケージの周りにダンボールを敷く。
・湯たんぽを作ってケージの近くに置く(壊れる心配がなければ中でもOK)。
これだけでもかなり暖かくなります。
万一の火事などの心配もなく留守番のときでも安心です。
不要な衣類や、冬仕様のハンモックはとても暖かく、電気代いらずで洗濯して繰り返し使えるので経済的です。
各季節用のハンモックを3~4枚ずつ用意しておくと便利です。
乾燥しすぎに注意しましょう。
冬場は空気が乾燥しがちになります。
その分水分も多く採るようになるので、冬場でも新鮮な水を常にたっぷりと用意するようにしてください。
また、部屋の温度にも注意をしましょう。
27度以上になると逆にフェレットは暑がるようになり、冬場でも熱中症のリスクが生まれます。
冬場は24度~25度あたりで室温をキープするのが望ましいです。
寒がるフェレットの寒さ対策!実は寒さに弱い!冬の温度を知っておきましょう。まとめ
- フェレットには防寒対策が必要です。
- ケージの中に暖かい布や、ハンモックをいれ、防寒をはかるようにしましょう。
- 空気が乾燥しがちになるので、水分は切らさないこと。
フェレットは寒さに強いイメージがありますが、そんな事はありません。
極端な温度差は苦手な小動物なので、常に気温には気を遣ってあげてください。