フェレットをお迎えする主な手段は、ペットショップからの購入になります。
その他にも、飼えなくなった人から、譲り受ける(里親になる)という方法もあります。
しかし、安易な里親立候補や里子に出すのは非常に危険です。
今回はフェレットの里親になる、里子に出す時の注意点を解説します。
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里親になる前に
「少しでもコストを安くしたい」「フェレットの費用を安く抑えたい」というのは決して悪いことではありません。
飼育放棄をされているフェレットを助けたいという人も数多くいます。
しかし、初めてフェレットを飼育する人に、里親はあまりおすすめできません。
以下の問題があるからです。
- 様々な悪癖や問題がある場合があります。
- “タダ”より高いものはありません!
これらについて解説していきます。
様々な悪癖や問題がある場合があります。
フェレットに限らず、手放されるペットというのは噛み癖やひっかく、しつけがされていないなど、様々な問題を抱えているケースがほとんどです。
悲しいことに、叩かれたり、ずっとケージに閉じ込められて育ったなど、虐待されてしまって人間不信になっているフェレットも珍しくありません。
こういったフェレットの里親になり、信頼関係を築いていくのは素晴らしいことですが、フェレットをはじめて飼う初心者さんにはよほど覚悟がない限り難しいでしょう。
また、4歳以上のフェレットは、必ずといっていいほど病気にかかり医療費がかかります。
参考フェレットの寿命と病気の症状。副腎やインスリノーマに注意。
“タダ”より高いものはありません!
フェレットを「タダで入手できるから」と安易に里親になるのは、引き取ったあとに躾や、費用の面で手に負えなくなり再度手放すことは目に見えています。
こうなるとフェレットがかわいそうです。
フェレットは毎日の維持費はそこまでかかりませんが、一度病気になると医療費が非常にかかります。
また、高温にも弱いため、夏場は常にエアコンで室温を挑戦しないといけません。
電気代が非常にかかります。
里子に出す責任を考える
さまざまな理由でフェレットを里子に出す(手放して他の人に譲る)場合、フェレットの残りの一生を本当に託してよいのか慎重に見極める必要があります。
ネットで顔も知らない人に託すときは、実際に引き渡す前に一度会って話ができる人が良いでしょう。
本当に信頼できる人か見極める責任
フェレットを引き取りたいという人は、一見、動物好きの良い人に思いがちです。
しかし、ごく一部の人は、悪意を持った人もいます。
代表的なのが里親詐欺です。
引き取ったフェレットをペットショップや、他にほしい人に転売したりする業者が一定数存在します。
本当に一生かわいがってくれるのか、しっかり見極めたうえで里親を探しましょう。
飼い主の最後の責任を果たすこと
里子に出す人にも色々な理由があると思いますが振り回されるのはフェレットです。
フェレットの残りの一生を本当に幸せにしてくれる人を見極めて託すことが、飼育放棄してしまう飼い主として最後の責任です。
フェレットの里親になる/里子に出す注意点。里親詐欺に注意!まとめ
- 安易な里親はリスクが高い。
- 噛み癖や病気、悪癖など様々な原因があることも。
- 里親探しをするときは本当に信用できる人かしっかり見極めること。
フェレットの里親になることや、里子に出すことは実は珍しくありません。
様々なリスクが隠れていることがほとんどなのです。
知らない人からフェレットを引き取ること。
知らない人にフェレットを託すこと。
これらのリスクをしっかり把握することが大切です。