フェレットは病気にかかりやすく、実は非常に病院代・医療費がかかるペットです。
病気の予防を兼ねた健康診断はもちろん、実際に病気になると医療費がとてもかかってしまいます。
今回はフェレットの病院代・医療費はどれくらいかかるのかをまとめました。
フェレットにかかる病院代・医療費
フェレットにかかる病院代・医療費はとても膨大です。
手術や入院があると、フェレットを5匹~お迎えするのと同じくらいのお金がかかる場合もあります。
大事な家族、お金にはかえられませんが、イザどれくらいかかるのかの目安を知っておくと貯金計画や心積もりができるでしょう。
主に医療費としてあげられる内約は下記のとおりです。
・健康診断(年最低1回)
・フィラリア予防
・予防接種/ジステンパー
・三大疾患(副腎腫瘍/インスリノーマ/リンパ腫)
これらについてそれぞれにかかる費用をまとめていきます。
健康診断(年最低2回)
できれば季節の変わり目ごと(年4回)、最低でも年に一度は健康診断を受診するのをおすすめします。
病気が早期にわかればわかるほど、治療にかかる医療費も、フェレットの負担も格段に減ります。
主に健康診断では、体重測定・触診・血液検査・耳ダニを調べます。
特に血液検査は目では見えないフェレットの状態を数字で把握できるので、必ず受けておきましょう。
【費用】
5千円~1万円
※こちらに詳しく書いていますのであわせてお読みください↓
■フェレットの健康診断の値段/料金と内容。お迎え時は必須!
フィラリア予防
蚊がどれくらい発生する地域かで、かかる費用がかわります。
蚊がでてくる1ヶ月前から服用を開始し、蚊が出てこなくなった1ヵ月後まで服用させましょう。
服用は1ヶ月に1度になります。
【費用】
1ヶ月につき投薬料500円~1000円(診察代除く)
予防接種/ジステンパー
生後1年以内に2~3回、その後は年に1回予防接種します。
ジステンパーはかかると致死率95%以上の怖い病気です。
ワクチンで防げますので必ず受けるようにしましょう!
【費用】
6千円~1万円
※こちらに詳しく書いていますのであわせてお読みください↓
参考フェレットのワクチンの時期と回数、副作用について。
■フェレットのジステンパーの症状/感染経路と予防接種の料金について
三大疾患(副腎腫瘍/インスリノーマ/リンパ腫)
フェレットは腫瘍やガンなどにとてもかかりやすい動物です。
シニア期(4歳以降)を超えたフェレットで病気をしたことがないフェレットは全体の10%以下になります。
をお迎えする以上、何らかの病気で入院、手術をする場合があるとお考え下さい。
腫瘍やガンができた場合は入院・手術、退院後の定期検査、投薬が必要になります。
これらはトータルすると30万円前後の出費になります。
【費用】
30万円~40万円
※こちらに詳しく書いていますのであわせてお読みください↓
■フェレットのなりやすい病気の種類と症状、治療費総まとめ
フェレットの一生の飼育にかかる費用
フェレット本体、飼育用品、医療費、気温調整の電気代など、かかるすべての費用をきちんと出した場合、フェレットの一生の飼育には50万円以上は軽くかかります。
一番高いのはどうしても医療費になってしまうでしょう。
フェレットは寿命が短く、犬猫に比べると生態価格も安いため「手軽に飼育できる」イメージがありますが、実は非常にお金がかかる側面があります。
最低限の医療費、飼育費にしても、生涯の飼育日は15万円近く(電気代含む)にはなるでしょう。
それだけの費用をきちんとだしてあげられるのか、お迎え前に今一度話し合ってください。
迎えてから「こんなはずじゃなかった」となったら大変です。
フェレットの病院代・医療費はどれくらい?まとめ
- フェレットの飼育にはフェレット生体以上の費用がかかります。
- とくに病気になりやすい動物なので、医療費がかかりがちです。
- 定期的な健康診断で病気を早期発見し、医療費とフェレットの負担を抑えましょう。
フェレットの一生の飼育には雑費を含めると100万円ほどかかります。
とても高く感じるかもしれませんが、これが一生を責任をもって面倒をみることです。
動物には飼い主の愛情が一番大切です。
しかし愛情だけでは病気は治りません。
医療費が発生したとき、問題なく出してあげられるのか。
お迎えの前にもう一度よく考えてみてください。
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