フェレットは実はとても虫歯になりやすい動物です。
虫歯になると食事がきちんととれなくなり、栄養不良や別の病気になったりします。
今回はフェレットの虫歯の症状と原因、治療、予防方法を解説します。
フェレットの虫歯の症状
フェレットの虫歯の主な症状として、下記のものが代表的です。
- 歯が黒ずんできた。
- 食べるときに頭を振りながら食べる。
- 口臭がでてきた。
これらがみられたら早急に獣医に診てもらうようにしましょう。
歯石がつくとかなりとれにくいので、動物病院で削ってもらうしかありません。
放置すると食事をとれなくなり、栄養障害から病気になってしまいます。
フェレットは自分で歯磨きや口内ケアをすることができないため、歯の健康は100%飼い主さんにゆだねられているといっても過言ではありません。
フェレットの虫歯の原因
フェレットの虫歯の一番の原因は食生活です。
フェレットは餌を昼夜を問わず何度も分けて食べるので、口の中に食べ物が常についた状態になり、歯石がつきやすく、虫歯になりやすいのです。
特にやわらかい餌は歯の間に残りやすく、虫歯の原因になります。
他にも糖分の多いオヤツなどを多くあげていると、歯のエナメル質を溶かし、虫歯になりやすくなります。
オヤツをあげたあと、週に1回など、歯を磨く時期を決めて習慣をつけるようにしましょう。
フェレットの虫歯の治療
動物病院で歯石除去の治療や虫歯の治療を受けることになります。
虫歯になっている場合は、麻酔を使って抜歯することもあるので、多額の治療費がかかってしまうこともあるようです。
歯石除去で1回5000円~、抜歯になると7万円~かかります。
※歯石除去も麻酔を使うともっと高くなります。
治療より予防をいかにしていくかが、大切になります。
フェレットの虫歯の予防方法
フェレットの虫歯の予防方法は大きく2つあります。
- ドライフードに切り替える。
- 歯石をこまめにとる、歯磨きをする
これらを心がけるだけで、フェレットの虫歯はかなり改善されます。
それぞれ解説していきます。
ドライフードに切り替える
ドライフードは虫歯になりにくいだけでなく、実は歯石を落とす役割もあります。
水分を含んでいるウェットフードは、まだ歯のそろっていないフェレットベビーには最適ですが、大人のフェレットにはできるだけドライフードを与えましょう。
ウェットフードメインの食事は歯に食べかすが残ってしまい、虫歯のリスクが高まってしまいます。
歯石をこまめにとる、歯磨きをする
歯石は歯の表面にみられる黒いものです。
この歯石を放置すると虫歯になってしまいます。
週に1回程度口内チェックをして、こびりつく前の歯石をぬぐってあげましょう。
かまれないように注意と手袋をつけて注意して行わないと思わぬ怪我をする場合があります。
硬くてとれなくなってきたら、ペットショップや動物病院で、歯石を除去してもらうといいでしょう。
フェレットの虫歯の症状と原因、治療、予防方法まとめ
- フェレットは歯石ができやすく、虫歯になりやすい動物です。
- ウェットフードは歯石がたまりやすいので、おとなになったらドライフードに切り替えましょう。
- 歯石をこまめにとりのぞき、歯磨きをして予防につとめましょう。治療は費用が高くなる傾向にあります。
虫歯はフェレットにはよくある病気です。
歯石を放置すると最悪抜歯などをしなければいけません。
最低でも週1回のこまめな口内ケアを心がけましょう。
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