フェレットを飼っているうちに「フェレットの良さを広めたい!」「うちで生まれた子たちで多くの人を笑顔にしたい!」とブリーダーを志す人もいるのではないでしょうか。
実はフェレットのブリーダーになるのはいくつかの問題点があり、難しいとされています。
実際にどのような問題があるのでしょうか、課題をまとめました。
フェレットのブリーダーが難しい理由
フェレットのブリーダーをするにあたり、難しいといわれる主な理由は下記のとおりです。
- 未去勢・未避妊のフェレットの入手が難しい
- 発情期のフェレットは扱いが非常に難しい
- 生まれたフェレットの手術の問題
これらがなぜフェレットのブリーダーをするにあたり、難しいといわれる理由なのか、それぞれ説明していきます。
未去勢・未避妊のフェレットの入手が難しい
未避妊、未去勢のフェレット、いわゆるノーマルフェレットは通常のペットショップでは絶対に流通しません。
性格やにおいの面でペット用に不向きであるため、ペットショップに流通するフェレットはすべて去勢・避妊済なのです。
入手するためには、フェレットの取り扱いに詳しいペットショップに、理由や意向を明確に伝えたうえで取り寄せる必要があります。
また、通常では絶対に販売されないフェレットなので、前金が必要だったり、書類を取り交わさないといけないなど、通常のフェレットの購入方法ではない場合があります。
発情期のフェレットは扱いが非常に難しい
オスのフェレットの場合、発情が始まると気性が荒くなり、噛み付いたり、流血沙汰になることも珍しくないくらい豹変します。
皮グローブがないと捕まえることが出来ないくらいだともいわれています。
とりあえず最近へぇ~って思ったことをつぶやきます。フェレットは避妊手術をしないといざ発情期が来た時に交尾ができないとエストロジェンというホルモンが過剰分泌してしまい亡くなってしまうことがある。というのを知りました。発情を抑えられなくて亡くなってしまうとか怖す
— もちまる (@omo_como13) 2018年1月10日
メスフェレットの場合は、発情しても長期間交尾ができないとエストロゲンというホルモンの影響で貧血がおきてしまい、早めに交尾をさせないと命にかかわります。
このように、発情期のフェレットは非常に扱いが難しいということも、フェレットのブリーダーが難しい理由のひとつです。
生まれたフェレットの手術の問題
繁殖し生まれたフェレットの赤ちゃんを販売し、顧客に引き渡すのであれば、去勢・避妊出術は絶対必要になります。
1頭あたり10000円で手術できたとしても、5匹で5万円になりますし、何より生後1ヶ月程度の小さなフェレットを手術できる獣医さんは限られています。
それらの手術費用もかさみますし、病気になってしまった場合の医療費も増えてしまうでしょう。
そういった出費の面からも、個人でフェレットのブリーダーをすることは敷居が高いといえます。
フェレットのブリーダーになるには。実は非常に難しい!まとめ
- 通常ペットショップに出回っているフェレットは避妊・去勢済みです
- 未避妊、未去勢のフェレットを入手することは難しく、厳しい管理責任が求められます。
- 発情期のノーマルフェレットは扱いが非常に難しく、特にメスは交尾しないと死んでしまいます。
- 生まれたフェレットの避妊去勢手術や他にかかる医療費などを考慮するとフェレットのブリーダーは支出が多いのです
いかがでしたでしょうか。
フェレット好きなら誰もが繁殖させてみたい、ブリーダーになってみたいと思うことはあると思います。
しかし、ノーマルフェレットは想像以上に扱いが難しく、命の危険に晒されやすいことを知りました。
フェレットのブリーダーになると決めたからには、残りの人生をフェレットにささげるつもりで本業として本気でやっていく覚悟が求められるのではないでしょうか。
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